新年あけましておめでとうございます!

2012年01月04日 00:59

2012年の始まりでございます!
どうかスキビスキーな皆様に良い年になりますように。
一歩でいいから蓮キョの距離が近づきますように!

今日は本誌の発売日!
ずっと5日だと勘違いしていたのでなんとなく得した気分!
朝になったら買いに行くよ~

そんなわけで新年早々の駄々漏れ妄想SSをなんだか慌ててUPw
若干やっつけではありますが時期ネタなので急いでUPです。誤字脱字おかしな点ありましたらすいません(汗


願い事


年が明けてまだ数分しか経っていない頃
渋る彼女をなんとか説得し、二人連れ立ってマンションを出た
真夜中の住宅街
彼女はいつもの変装姿
そして俺も出来る限りの工夫をした
目的地は、歩いていく事ができる、さほど混むこともないだろう小さな神社だ

途中までは誰ともすれ違うこともなかった
まるでこの街には俺と彼女ただ二人きりのようで、なんとなく嬉しくなる
暗闇は今は強力な味方だから、当座の敵は吐く息を白くさせていく真冬の寒さだけ
今まで着た事のなかったダッフルコートは日本中に数多くの店舗があるブランドのもので、安価ではあったがちゃんと暖かかった

「寒くない?」

彼女の服装の防寒についてはあまり気を回していなかった事に気づき、急に心配になる
しかし、彼女はにこりと笑って大丈夫だと言った

「あー…でも手袋忘れてきちゃいました」

口元に手を近づけ、息を吹きかける様子を見て、チャンス到来とばかりその手を掴む

「俺も忘れたよ」

だからこうするのは当然だろう?とばかり、しっかりと手を握り合わせた
何か言いたげにチラチラと俺の顔を窺う彼女
しかし、しばらくすると俯いて、何も言わずにそのまま歩き続けていた

神社に近づくにつれ、人影が増えていく
落ち着いた感じの夫婦や、若い男女の二人連れ、友達同士、家族
所々に街灯はあるのだが道は暗く、顔も判別できないし、彼らがこちらを気にしているような様子も見えない
それでも彼女が緊張しているのが合わさった掌から伝わって来た
ゆっくり歩きながら、険しい顔でキョロキョロと周りを見回す彼女
いろいろな心配をしてくれているのだろう、その懸命な様子が面白くて可愛いと言ったら叱られてしまうだろうか

遠くに見えてきた目的の場所
野外用の照明が設置され、火が焚かれている様子の境内は明るい
名の知れた場所でなかったが、やはりそれなりに人数は多い
見慣れない光景をぼんやりと眺めながら歩いていたが、入口の手前で彼女の足が止まってしまった
繋いでいた手を軽く引かれたので、少し屈んで彼女の様子を窺うと、彼女は空いていた手を俺が被っていた帽子へと伸ばした
少し押さえるようにして目深に被らせられる
そして、緩く巻いていたマフラーを顔の半分位を隠してしまう勢いでぐるぐると巻き直された
若干視界が狭くなり、なんだか息苦しくもなったが、満足気な彼女の顔を見るとあまり文句も言えない
一度離された手を再び強く握り返された事に気を良くし、黙って彼女に手を引かれながら境内に足を踏み入れていった




「……なにか売っていたみたいだけど、見なくてよかった?」

再び歩き出した夜の道
彼女の手は俺の腕に遠慮がちに添えられている
帰り道の彼女は出掛けの時とは違い、随分とご機嫌な様子だ

「いいんです、問題なくお参りできただけで」
「……おみくじとかは」
「うーん……新年早々、がっかりしたくありませんので……」
「…………」

要するにいい結果が出たことがないんだなと思い、我慢できず、つい吹き出してしまった

「あっ、笑いましたね!」
「いや?」
「ちゃんとお参りしたので大丈夫なんですからっ」
「うんうん」
「もうっ」

笑いながら歩く俺の腕を、抗議するかのように強く引っ張りながら彼女は早足で歩き出す
しかし急に何か思いついたように立ち止まり、俺を見上げた

「そういえば……敦賀さんはさっき何をお願いしてました?」
「ん?」

彼女が用意していた小銭を賽銭箱に放り込んだ後、俺は見よう見真似で手を合わせ、ただひたすら、これからもずっと彼女が傍にいてくれるようにと願っていた

「随分長い時間お願いしていたみたいですけど……」
「んー…まぁね」
「内緒ですか?」
「そうだね……内緒」
「……じゃあ、私も内緒にしておきます」
「…………隠し事は感心しないな」
「えええっ! 先に敦賀さんが内緒なんじゃないですか」
「キョーコが教えてくれたら俺も言わざるを得ないかなって」
「な、なんだかずるいですよ? 私が先に言えって事ですね?」
「正解。さすがキョーコ」
「全然嬉しくないんですけど……」

ぶちぶちと文句を言いながら、彼女は再びスタスタと夜道を歩いていく
早足で後を追い、離れてしまった手を取り戻してから俺も隣を歩きだした

「で……願い事は……」
「教えませんっ……もう、敦賀さんはすぐそうなんですから……」
「ええと……じゃあ……俺から言おうか」
「ダメです」
「へっ」
「敦賀さんが言ったら私も言わなきゃいけないじゃないですか。もう絶対言わないんですからダメです」
「…………」

"彼女の願い事"知りたさに咄嗟に画策した全ては失敗に終わった
この状況を打開すべく、俺が密かに頭を巡らせている間に彼女の方はもう気持ちを切り替えていた

「明日もお休みなんですよね?」
「えっ? あぁ、うん」

彼女がぽつりと漏らした問いに、俺は何事もなかったかのように返事をした
すると彼女は今日これからの予定を嬉々として語りだした。

「今年こそは初日の出見ますからね」
「あぁ……天気がちょっと心配だね」
「そうですねぇ……ちらっとでいいから見たいのですけど……」
「その前に、眠ってしまわないようにしないと」
「大丈夫です! さっき少し仮眠しましたから」

そんな話をしている内に楽しかった夜道の散歩は終わりを告げ、マンションの前に帰り着く
人影がないのと、俺の顔にはまだマフラーが巻きついたままなのを彼女が確認し、そのまま一緒にエントランスを通った
あまり二人きりで乗る機会のないエレベーター
程よい密室加減と静寂が、部屋に辿りつくまで保つ予定の自制心をぐらつかせた

願い事の話はいつの間にかどこかへ行ってしまったようだったが、俺はまだ諦めてはいない
彼女が何を願ったのか
絶対言わないと頑張られたせいで気に掛かって仕方がなくなっていた
もしかしたら仕事の事かもしれないのだけれど、それならばあっさりと口に出してもおかしくないと思える
俺はどんな手を使ってでも聞き出そうと決心をしていた

「敦賀さん?」

ようやくいつもの階に着いたエレベータを降り、妙に早足で玄関に向かう
慌しく玄関の扉を開ける俺に彼女が不思議そうな顔を向けた
不審に思われないように、俺は一呼吸置き、出来る限り穏やかに笑って彼女を先に部屋の中へと誘導した

「日の出は何時頃でしたっけ」

リビングに入った彼女がコートを脱ぎながらそう言った
俺はその彼女の問いに答えないまま背後に立つと、コートをそっと取り上げてソファの上に置いた

「あれっ……敦賀さ」

帽子もマフラーもコートも、もうとっくに脱ぎ捨ててきた
予告もなしに後ろから強く彼女を抱きしめると、慌てふためいた彼女が何か言いかけたが構わずそのままその唇を奪う
重なり合った唇が俺の熱を伝えていき、彼女の身体からゆるゆると力が抜けていく
吐息を絡ませながら、彼女の身体をリビングのラグの上にゆっくりと押し倒した
火照り始めたその柔らかな頬を上から眺め、すっかり熱くなっていた指先を滑らせていく

「あ、あのっ……敦賀……さ…ん…」

まだ少し抵抗を見せる彼女の戸惑った声を聞きながら、細い首筋に何度も強くキスを落とす
その度に敏感に反応し身体を震わせ、彼女は困ったような表情で目を潤ませて俺を見た
俺はそんな彼女に笑顔を向けながら小さく囁いた

「願い事は……何だった?」
「えっ! ……まだ、そんな……い、言わないっていったじゃないですか……」

先はまだ遠い
しかし、もう既に、俺にとっては手強い方が嬉しくなっていた
ブラウスのボタンを一つ一つ外しながら彼女の耳元に唇を寄せる

「教えてもらうよ」
「あっ……」

露になった胸の先を軽く指先で弾くと彼女はすぐに身体を捩って小さな嬌声をあげた

多分、今年も初日の出は見られないんじゃないのかな
俺はそんな事を思いながら、暖かく心地よい彼女の中から聞きたい言葉を探し出す行為に没頭していった





似たもの同士なので多分一緒w

相も変わらずなうちの蓮キョですが、今年もどうぞよろしくお願いいたします。


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